遠隔でのWeb制作におけるプロジェクト管理の重要性
僕のメインの仕事はWebディレクターで、Webサイトを新しく立ち上げたりリニューアルしたりする際に、クライアントへのヒアリングをもとにどのようなコンセプトでどのようなサイトにするのか設計しデザイナーやエンジニアへ依頼、その後上がってきた成果物をチェックしてクライアントへ提出、といった感じで、クライアントと制作の橋渡し、進行管理が主な役割です。(ものすごくざっくり書きましたが)
企業に勤めていたときとフリーランスになってからでは、同じWebディレクションでも勝手の違いに最初はかなり戸惑いました。今回はそのあたりを書いてみたいと思います。
しかし、自分がフリーランスになり、制作も外部のチームに依頼するようになると、途端に接触回数が減ります。そのため、一回の打ち合わせや依頼メールの重要度が高くなり、少ない回数で漏れなく細部まで伝える、また必ず口頭だけでなく文書に残すことを強く意識するようになりました。初めのうちは準備に時間がかかって面倒に感じていましたが、慣れてくるとむしろ効率が上がったと思うようになってきました。
企業に勤めていたときとフリーランスになってからでは、同じWebディレクションでも勝手の違いに最初はかなり戸惑いました。今回はそのあたりを書いてみたいと思います。
顔が見えない
同じ会社内に制作チームがいる場合、依頼や打ち合わせを簡単に(遠隔の場合と比較して)行うことができます。また、同じ社内にいれば様子を見に行ったり、コミュニケーションをより綿密に取ることができます。やはり対面で直接話す以上に確実なコミュニケーションの方法はありません。しかし、自分がフリーランスになり、制作も外部のチームに依頼するようになると、途端に接触回数が減ります。そのため、一回の打ち合わせや依頼メールの重要度が高くなり、少ない回数で漏れなく細部まで伝える、また必ず口頭だけでなく文書に残すことを強く意識するようになりました。初めのうちは準備に時間がかかって面倒に感じていましたが、慣れてくるとむしろ効率が上がったと思うようになってきました。
進捗が見えない
遠隔でWeb制作を行っていると、現在依頼している作業が今どれくらい進んでいるのか、期日に間に合うのか、クオリティはどうなのか、という途中経過が見えないため、かなり不安になります。(僕が心配性なのもありますが)電話やメールで聞けば済む話なのですが、多くの制作者は電話で手を止められることを嫌います。そのため、進捗を窺うタイミングにはかなり気を遣うようになりました。ただこれも悪いことばかりではなく、電話や直接会って話すことが珍しくなることで、その行動自体に重大な意味を持たせる(「こんなに電話がかかってくるということは相当ヤバイぞ!」みたいな感じ)こともできるので、うまく使い分けることが大切だなと感じています。ツールを使ったコミュニケーション
現在、さまざまなプロジェクト管理専用のツールが開発、提供されていますが、今まではあまり必要性を感じませんでした。しかし、遠隔でWeb制作を行う場合(さらに関わる人数が多ければ多いほど)は非常に有用だと思います。
僕は現在、外部の制作会社とのやり取りは基本的にChatworkとgoogleスプレッドシートを使っていて、リアルタイムでコミュニケーションが取れるためとても便利なのですが、どうしても抜け漏れや課題が流れることが避けられず、管理が大味になってしまうことが問題でした。
そこで、プロジェクトの各担当者にタスクを振り分け、細かく進捗を管理できる管理ツールが活躍します。最初にしっかりタスクやスケジュールの設定を行っておけばあとは進捗具合を追うだけで、どれだけ作業が進んでいるか、どこに遅れが生じているかなどを把握することができます。
プロジェクト管理ツールは非常に種類が多いので色々試しながら試行錯誤している段階ですが、現時点では「asana」が良さそうだと思っています。インターフェースは英語ですがシンプルで操作がわかりやすく、何よりデザインが好みです。(毎日使うものなので重要です)
もう少し深く使ってみて、運用できるようになってきたらまた記事にしてみたいと思います。
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