小説にも仕事にも使える、ブレストとマインドマップを使ったネタ出し

前回の記事で、小説を書く前の最初の準備として「ネタ出し」を挙げました。今回は、僕が実際にどのような方法でネタ出しを行っているかということを書いてみたいと思います。

書きたいことが決まっていなければ、まずはブレスト


これから何を書きたいのか、それが決まっていない場合は、まずブレスト(ブレインストーミング)を行います。これは新しい商品や企画のアイデア出しのためにビジネスでもよく行われている手法で、簡単に言うと、何でもいいからとにかく思いついたことをひたすら書き出していく、というものです。

「何でも」って何だ?と思うかもしれませんが、本当に何でもいいのです。例えば「舞台は学校」「主人公は女の子」「高校生くらい」「超能力者」「手から火を出す」「弟がいる」「弟は水を出す」・・・実際に書くかどうかは別にして、書きたいこと、書いたら面白そうなこと、それを思いつくままに書き出していきます。

この時に大事なことは
・否定しない(これはないな・・・と消したりしない)
・どんなくだらない、つまらないこともとりあえず書き出す

の2つ。要するに「質より量」を重視するということです。そしてアイデアの量を出すためのコツは「連想する」ことです。上の例で言えば、「学校」「女の子」→「高校生」、「超能力者」→「手から火を出す」のような感じで、一つの言葉からそれに繋がる言葉をどんどん連想していくと、スムーズにネタが出てきます。

書きたいことが固まってきたら、マインドマップ


マインドマップとは、中心に一つ軸となるキーワードを配置し、そこから連想される言葉や関連することを放射状につなげていく、という手法です。先ほどのブレストはアイデアをひたすら書き出すものでしたが、それをもう少し体系的にまとめたものが「マインドマップ」になります。

マインドマップには軸となるキーワードが必要になります。(なので、書きたいことが決まっていた方が良いです)上の例で言えば「超能力を持つ女子高生」とかになりますね。次に、超能力」という言葉から「手から火を出す」「空を飛ぶ」「瞬間移動」「念動力」といった風に、考えられる超能力を周りに書き出していきます。今度は「手から火を出す」から連想されること、例えば「お湯を沸かす」「明かりを灯す」「ゴミを燃やす」といった具合に、中心からどんどんワードを広げていきます。

マインドマップの良い点は、一つのキーワードに対して、複数の言葉を連想していくことです。「手から火を出す」に関連する言葉を出せば出すほど、そのままストーリーを作る際に使えるネタが増える、というわけです。

ビジネスのアイデア出しにも


上でも少し述べましたが、ブレストやマインドマップはもともとビジネスシーンでよく使われるアイデア出しの手法で、僕自身、仕事で行っていたことを小説にも応用してみた、というのが実際のところです。

小説の出来は書き始める前の準備がどれだけできているかで決まると僕は思っています。途中で筆が止まってしまう、物語の芯がない、と感じる方はぜひこのネタ出しを徹底的にやってみてほしいと思います。 

コメント

このブログの人気の投稿

Macで小説を書くなら「iText Express」がオススメ

4Kモニターを購入しました