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8月, 2017の投稿を表示しています

小説を書き始める前に必要な準備

小説は、数ある創作活動の中でも始めるハードルが低いものの一つです。ただそれと同時に、一つの作品を完成させるハードルが非常に高いということも言えます。おそらく小説を書こうとして挫折した人というのは、かなり多いのではないかと思います。 そこで今回は、僕が普段小説を書く前に行っている準備を紹介します。 僕はこれをしっかり行うようになって、途中で作品を投げ出すことがほとんどなくなりました。 小説を書く前の準備 1.ネタ出し まずは、自分が書きたいことや思いついたアイデアなど、どんな小さなことでもいいのでひたすら書き出します。このときに大事なのは、ためらわないことと、書き出した言葉を消さないことです。これは絶対使わないよな・・・というネタが、意外と別の作品に活きたりすることもあるので、ネタはあればあるほど良いです。 たくさんネタを出すコツは、ある言葉があったら、そこから連想されることを書く、というものです。そうすることで、途切れることなくネタを出し続けることができます。 また、ネタ出しの際はなるべく手書きが良いと個人的には思います。もちろんパソコンやスマホがダメというわけではありませんが、自分の場合は手書きのほうが思いついたことをそのまま、余計な思考を挟まず素直に書き出せます。 2.テーマと設定 ネタ出しの後は、いよいよその中から実際に何を書くのか、ということを決めます。伝えたいテーマやメッセージ、ミステリなら事件のトリックなど、小説の軸となる部分です。 何を書くのかが決まったら、次は設定を作ります。場所や時代といった背景、登場人物の名前、容姿、性格、口調などのキャラクター設定とそれぞれのキャラクターの関係性など、テーマやメッセージを伝えるために最適な設定を、なるべく細かく作り込みます。 3.プロット テーマと設定を決めたら、次はプロット作りです。プロットとは、小説の中で起こる出来事や流れをまとめた「あらすじ」に近いものですが、いわゆるあらすじと異なるのは、必ず結末まで作る、という点です。そうしないと、物語に矛盾が生じたり、意味や説得力の薄いものになってしまいます。なので、プロットを作る際は必ず前後の出来事の因果関係をはっきりさせ、無理のない流れにすることが大切です。 準備をする意味 ...

僕が仕事で毎日使っているmacアプリケーション

僕は色々なアプリケーションを試すのが好きで、これまでもさまざまなアプリを乗り換えながら仕事の効率化を目指し試行錯誤してきました。 会社員だったときは仕事をする場所は基本的に会社だけでしたが、フリーになったことで、自宅、仕事をいただいている会社、出先など、さまざまな場所で仕事をすることが増えました。そのため、これまで使っていたアプリに不都合を感じることが多く「各デバイスにリアルタイムで同期する」「どの環境でも使い勝手が変わらない」アプリというのは非常に限られるため、自ずと使用するアプリが絞られていきました。 今回は、フリーになってから今まで毎日仕事で使用しているアプリを紹介してみたいと思います。 仕事で毎日使っているアプリケーション一覧 1.ChatWork 代理店や制作会社とのやりとりはほぼChatWorkを使用しています。案件ごとにルームを作ってその中で進めているので、無制限にルームを作ることができる有料プランに登録しています。 2.todoist タスクリストは色々試しましたが、現在はtodoistを使用しています。シンプルな見た目と動作が軽いのがお気に入り。無料プランでは使える機能が限られるため、有料プラン登録を検討中。 3.thunderbird(乗り換え検討中) メールクライアントはずっとthunderbirdを使用していますが、googleカレンダーとの同期がうまくいかないので、代わりのアプリかカレンダー表示は切り離してもっと軽いアプリにするか検討中です。 4.evernote 打ち合わせ時のメモや原稿の作成はevernoteを使用しています。同アカウントで使えるのが二台までに制限されてしまいましたが、やはり機能も使いやすさもこれがNo,1だと思います。 5.togle timer タイマーアプリとして使用しています。以前は案件ごとにかかった時間を計測していましたが、現在は仕事と執筆など他の活動の時間配分を測るためにも使用しています。 まとめ 以前はファイル共有にdropboxを使用していましたが、icloud driveがデスクトップごと同期してくれるため、現在はほとんど使用していません。毎日使うものなので、一つでも手間が減ることの影響はかなり大きいです...

一人暮らしの強い味方『ローソンストア100』

現在、僕はアパートで一人暮らしをしています。(そろそろ結婚も考えねば・・・) 以前は仕事が忙しく家には寝に帰るだけ、ほとんど自炊もしていなかったので冷蔵庫の中にはビールと調味料だけなんてこともよくありましたが、独立して自宅にいることが増えたのと、なるべく節約しなければ、ということで最近自炊を再開しました。 自炊をするにはまず食材を買う必要があります。食材が売っている場所といえばスーパーマーケットですが、最近、自宅のそばにローソンストア100ができたので行ってみたところ、これは一人暮らしのためにあるコンビニだ!と感動したので、紹介してみたいと思います。 ローソンストア100とは? コンビニエンスストアのローソン系列店で、その名の通り、商品は基本的に100円(じゃない商品もあります)です。また、生鮮食品が充実しているのが特徴で、コンビニと100円ショップとスーパーを合わせたような形態のお店です。本家ローソンは青色が目印ですが、ローソンストア100の店舗は緑と赤色です。 一人暮らしにオススメな理由 1.安い ほとんどの商品が100円なので、非常にお財布に優しいです。その代わり、聞いたことのないメーカーの商品なんかもあるのですが、それよりも大事なのはお値段です。メーカーにこだわりのある人は別のお店に行きましょう。 2.生鮮食品が豊富 上でも述べましたが、お肉や野菜など生鮮食品の品揃えが他のコンビニとは比べ物にならないくらい豊富で、ある程度の食材はここで揃ってしまいます。また、食材が消費しきれないというのは一人暮らしあるあるだと思いますが、100円という値段設定のためか一人暮らしに丁度いい分量で販売してくれています。(卵6個100円とか。10個は多いんですよね・・・) 3.24時間営業 通常のコンビニと同じように24時間営業しているので(違う店舗もあるかも?)、例えば夜勤の人でも仕事帰りに食品の買い出しができてしまいます。 冷蔵庫いらず? 24時間生鮮食品が安く買える(もちろん飲料やお菓子など他の商品も)ということで、ローソンストア100が近くにあれば最悪家に冷蔵庫がなくてもなんとかやっていけるのではないかと思います。初めて一人暮らしする人には「近くにローソンストア100がある部屋がいいよ」と助言するレ...

ウェブ、印刷ディレクターに最低限必要な能力

僕はこれまで、印刷会社とウェブ制作会社でディレクターとして働いてきました。「ディレクター」という職種がピンとこない人のために簡単に言うと「営業が受注した案件を、クライアントとクリエイターの間に立って納品まで滞りなく進むように調整、管理する」仕事です。企業によって異なると思いますが、僕が勤めていたような小さい会社では、営業とデザイナーやコーダーなどのクリエイターの仕事以外のすべてがディレクターの業務範囲となり、必要な知識やスキルの幅が非常に多岐に渡ります。 もちろんそれらの能力をすべて備えていることが理想ですが、そんな人はほとんどいないと思います。(当然僕にもありません) そこで、僕がこれまで仕事をしてきた中で、これができれば最低限ディレクターとしての役割を果たすことができるというものに絞って、必要な能力を挙げてみたいと思います。 ディレクターに最低限必要な能力 フットワークの軽さ 上でも述べましたが、ディレクターは営業、クライアント、クリエイターの間に立って案件を円滑に進めることがもっとも重要な仕事です。予算を削りたい営業、クライアントの無茶な要望、クリエイターが上げてきた成果物が思ったものと違う・・・など、周りに振り回されることは日常茶飯事です。そのような場合にどう上手く立ち回るかがディレクターの腕の見せ所でもあるのですが、最も大切なことは「即時対応」だと僕は思っています。例えばすぐにメールを返信する、電話で確認するなど、とにかく問題を先送りにしないことが重要です。さらに言えば、電話やメールで済ませるのではなく、なるべく直接会って面と向かって話をした方がより効果的です。レスポンスが早いこと、そして自分からどんどん働きかけることはそれだけで相手に好印象を与えるものなので、やって損はないと思います。 調査、検索能力 優れたウェブサイト、印刷物を制作するために最も重要なのは素晴らしいアイデアやセンスではなく(もちろんそれも必要ですが)制作に必要な情報をどこまで事前に準備できるかだと思います。参考になるデザインや写真、説得力を持たせるデータなどは、あればあるほど制作の助けとなります。そして、それらの資料はインターネットや書籍の中のどこかに必ず存在しています。あとはそれを探し出し、必要としている相手に届ける。それがディレク...

2台のパソコンを同時に使うなら「Share Mouse」が便利

僕は仕事で2台のPC(iMacの21.5インチとMacBookAirの11インチ)を使用しています。自宅での作業はiMac、自宅以外ではMacBookAirを持ち出して使っています。データは基本的にiCloud Drive上に保存し、どちらのPCでも常に取り出せるようにしています。 MacBookAirの方は常に手元にあるので、メールやチャット(仕事の連絡はほぼ ChatWork を使用しています)はこちらに集約し、自宅で仕事をするときはiMacの横に置いて、通知がきたらすぐ確認できるようにしています。 そのような感じでしばらく使っていたのですが、通知がきた際にいちいちiMacのキーボード、マウスから手を離してAirの方にいくのが非常に煩わしく、何か良い方法がないかと探してみたところ「 Share Mouse 」がなかなか便利でしたので紹介します。 Share Mouseの機能 「Share Mouse」はその名の通り「複数のPCでマウスとキーボードをシェアする」アプリです。(フリー版は2台まで)モニターの端へマウスポインタを動かすと、デュアルディスプレイのように隣のモニターへポインタが移動します。さらにクリップボードの内容を共有することもでき、複数のPCを同時に使用する際の使い勝手がかなり向上します。 設定方法 まずは上記Share Mouseのサイトからアプリをダウンロードし、インストールしてください。(使用するPC2台ともに) 両方のPCでShare Mouseを起動すると、自動的にお互いのPCを検知します。繋がったら、メニューの「Monitor Manager」で、実際のPCと同じようにモニタの並びを設定します。(僕の場合はiMacが左でAirが右) 以上で設定は完了です。非常に簡単ですね。動作も、若干ラグはありますが使用に差し支えるほどではありません。 その他、注意点 残念ながらPC間でのファイル移動は有料版の機能のようです。別の方法で行いましょう。また、今のところ僕は起きていないですが、時々マウスの移動が効かなくなることがあるようです。その場合はescを二回押すことで復帰できます。 Share Mouseは2台のPCを繋ぐアプリなので、複数のモニターを同時に使用するデュアルディスプレイとは勝手が異なります。...

旅をしながら仕事ができる可能性と危険性

昨日まで、友人たちと一泊二日で旅行に行っていました。フリーになって初めて家を空けるということで、万が一に備えて、また実験も兼ねて仕事用のノートPCを持っていきました。そこで感じたのは、結論から言えば「やろうと思えばどんな場所でも仕事はできる」ということです。 僕が現在行っている主な仕事は、ウェブサイトやパンフレットなど印刷物の制作ディレクションとブログ記事などの作成、ライティングです。クライアントやクリエイターとのやりとり、成果物のチェック、修正などは電話かメールで行っています。つまり、ネットと電話がつながる環境でさえあればどこでも仕事ができてしまうのです。流行の言葉で言えば「ノマドワーク」というやつですね。今回実際にやってみて、そのことを強く実感しました。しかし同時に、いくつかの不安要素があることもわかりました。 ノマドワークにつきまとう不安要素 自宅とまったく同じ環境で仕事ができるわけではない 自宅であれば電源やネット回線などは自由に使うことができます。しかし、外出先では場所によってはそれを確保するのが難しい場合があります。そのような場所でPCの電源が切れてしまうと、全く仕事ができない状況になってしまいます。 また、今回僕は海に行っていたので、海で遊んでいる最中は携帯電話を確認することもできません。(自宅でも常に確認できるわけではありませんが…) どうしても集中力が落ちる せっかく旅行に来て、周りには楽しいことが溢れているのに、自宅と同じように仕事に集中できるわけがありません。メールを書いている途中で友達に呼ばれ、そのまま送るのを忘れてしまうなんてことも…。注意していても、ミスが起きる可能性は跳ね上がると思います。 プライベートの時間でも仕事が気になってしまう 上で述べたこととは逆に、せっかく遊びに来ているのに仕事のことが気になって心から楽しめないようでは本末転倒です。そんな僕を見て一緒にいる友人も決していい気持ちはしないでしょう。 会社勤めではできない働き方 ノマドワークは上記のような不安要素によって、仕事の質が低下する恐れがあります。しかし逆に言えば、それらの不安要素がなくなってしまえば、どんな場所でも質の高い仕事ができる可能性があるということでもあります。 環境については予備電源やモバイルwi-fiをはじめ対...

amazonで購入した商品の返品方法

仕事場が会社から自宅に変わったことで作業環境に不便を感じることが多く、色々と備品を購入しています。僕はamazonのプライム会員に登録しており送料が無料のため、ネットショッピングはだいたいamazonを使っています。届いた商品に不良があったことはこれまで一度もなかったのですが、少し前に買ったばかりのワイヤレスヘッドホンが、充電できない、ノイズが入るなど使い物にならなかったため初めて返品の手続きをしてみたところ非常に簡単でしたので、その手順を紹介します。 ※今回は「商品の不良」による返品ですので、それ以外の理由の場合は手順が異なる可能性があります。 ※返品は一ヶ月以内に行う必要があります。 amazonの返品手続き方法 amazonウェブサイトからログインし、「注文履歴」から返品したい商品の「商品を返品」ボタンをクリック。返品理由などを入力して返品の手続きを行う。 商品用ラベルと返送手続きを印刷する。 返品する商品を梱包(商品が届いた時の箱があればそれでOK。僕は捨ててしまったので別の箱を使いました)して、箱の上に返品用のラベルを貼る。 返送手続きに記載の「日本郵便の集荷サービス」URL(今回は不良品なので着払い)にアクセスして必要事項を入力し、家まで取りに来てもらう。(自分でコンビニなどへ持っていって返送してもらう方法もありますが、集荷時間も指定できるので、取りに来てもらう方が楽だと思います) 以上で完了です。返品手続きをする前は正直面倒だなーと嫌な気分だったのですが、いざやってみるとびっくりするぐらい簡単で、逆に感心してしまいました。やはり極力面倒な作業を排除し、ユーザーに煩わしさを感じさせないことがamazonのサービスとしての大きな強みだと思います。

webディレクターでもhtmlやcssの知識があったほうがいい理由

webディレクターは、ものすごく簡単に言うとデザイナーやコーダーに「こんなwebサイトを作ってほしい」とお願いする人です。(もちろんただお願いするだけではありませんが)なので、自分で手を動かしてサイトを制作することはほぼなく、webサイトを構成する言語の知識がなくても仕事をすること自体は可能です。(それ以上に必要な知識が山ほどあります)しかし、コーディングができるレベルではなくとも、webサイトがどのような構造で作られているのか、つまりhtmlやcssを理解しておくと何かと役に立ちます。今回はその理由を挙げてみたいと思います。 htmlやcssの知識があったほうがいい理由 軽微な修正なら自分で対応できる 例えばテキストの修正や画像の差し替えなどの軽微な修正であれば、わざわざ依頼のメールを送るよりも自分で行ってしまったほうが断然早いです。ただ、間違えてデータを吹っ飛ばしてしまったりしたらシャレにならないので、きちんとバックアップを取るなど細心の注意を払いましょう。 制作、修正にかかるおおよその時間が予想できる ウェブサイトがどのように作られているかを知っていると、これから制作、修正しようとしている内容にどのような作業や技術が必要なのか、どれくらい時間がかかるのか、ということがなんとなく予想できるようになります。実際にはクリエイターに必要な日数を確認し、それを元にスケジュールを引くことになるのですが、あまりに予想とかけ離れている場合、その理由を明らかにすることで認識のズレや手戻りを少なくできる可能性があります。 レスポンシブwebデザインに対する理解が深まる 「レスポンシブwebデザイン」とは、単一のhtmlをcssを使い分けることで、さまざまなデバイスでの表示に対応させる手法です。そのため、PC用サイトとSP(スマートフォン)用サイトを別々に制作する場合に比べ、デザインやコンテンツの配置に制限がかかることがあります。htmlとcssの知識があると、ワイヤーフレーム(webサイトの設計図)を作る際に、頭の中で各デバイスでの表示を組み立てながら、無理なくレスポンシブwebデザインに対応したサイトを構成することができます。また、理想のデザインをレスポンシブで実現するのが難しい場合はPC用とSP用で分ける、と判断することもできます。 ...

Bloggerのgoogle analyticsとsearch console設定方法

このブログはGoogleの「Blogger」というサービスを使っています。(以前はWordpressを使っていたのですが、ドメイン料を払わずに放置してたら消されてしまい…) Blogger自体にもページビュー数などを確認する機能はあるようですが、せっかくなので「google analytics」と「search console」を導入してみました。どちらも同じGoogleが提供しているサービスなので導入は簡単…でしたが、いくつか設定しなければならないことがあったので、備忘録も兼ねて手順を書いてみます。 google analyticsの設定方法 googleアカウントでアナリティクスの管理画面にログイン。(Bloggerと同じアカウントでOK) 左下の歯車アイコンをクリックして管理画面へ。「アカウント」タブの「新しいアカウントを作成」をクリック。 アカウントとウェブサイトの名前(なんでもOK)とウェブサイトのURLを入力。(http://ではなくhttps://に変更)その他の項目も設定してトラッキングIDを取得。 表示されたトラッキングID(UA-○○○〜)をBlogger管理画面の「設定」>「その他」内「google analytics」の「アナリティクスのウェブプロパティID」に入力、設定を保存。 これで完了です。google analyticsの設定は非常に簡単ですね。 search consoleの設定方法 googleのアカウントでsearch consoleの管理画面にログイン(Bloggerと同じアカウントでOK)して、「プロパティを追加」にブログのURLを入力。 所有権の確認画面が表示されるので、「別の方法」タブを開き、「HTMLタグ」を選択し「<meta name=」で始まるメタタグをコピーしてください。 Blogger管理画面の「テーマ」内、ブログで使用中のテーマ下部の「HTMLの編集」を開き、先ほどコピーしたメタタグを<title>タグの前の行に挿入(念のため、作業する前に全体をメモ帳などに貼り付けてバックアップを取ってください)して、「テーマを保存」をクリック。 search consoleの画面に戻り、「確認」ボタンをクリック。正しく設定されていれば所有権...

Macで小説を書くなら「iText Express」がオススメ

PCで文章を書く際に必要となる「ワープロソフト」。OSにもともと付属しており、Windowsなら「メモ帳」、Macなら「テキストエディット」がこれにあたります。 普通に文章を書くだけならこれでも十分なのですが、小説や脚本を書く場合、ちょっと困ることになります。その理由は「縦書きにできない」ことです。 ネット小説など横書きで書かれている小説もありますが、通常の小説は縦書きで、右から左へ読んでいくものがほとんどです。そのため、小説を書くときも縦書きのほうがやりやすいと思います。しかし、OS付属のワープロソフトでは、文章を縦書きにすることができません。そこで別のソフトが必要になるのですが、縦書きに対応しているソフトは実はあまり多くありません。(需要がないので)また、小説を書く際には下記のような機能もあると便利です。 小説を書くときにあると嬉しい機能 ・文字数カウント 小説の新人賞は、応募条件としてだいたい文字数が決められています。(または400字詰原稿用紙○○枚など)その条件に足りなくても、逆にオーバーしてもいけないので、文字数のカウント機能は必須レベルで必要な機能です。 また、自分が一時間や一日でどれくらいの文字数を書くことができるのかを把握するのにも役立ちます。そうすることで、例えば一万文字の小説ならこれくらい時間が必要、というのをざっくり予測することができます。ちなみに僕はだいたい一時間で1000文字、調子がいいと2000文字くらいのペースです。(もちろん全く進まないときもありますが) ・ヘッダー、フッター機能 新人賞に応募する際、原稿の隅などにページ番号を入れてください、と指定される場合があります。枚数が少なければ手書きでもいいですが、100枚を超えるような長編になるとそれだけでも一苦労。その時に活躍するのがこの機能です。上下左右好きな位置にページ番号を自動で入力してくれます。他にもタイムスタンプやファイル名など必要に応じて入力できます。 色々なソフトを試して、現在自分が小説の執筆に使っているのが、タイトルにもある「iText Express」です。 https://itunes.apple.com/jp/app/itext-express/id416550249?mt=12 もちろん縦書き対応で、上記の機能も...

毎朝決まった時間に出社しなくていいことのメリットとデメリット

フリーになって一週間が経過し、少しずつこの新しい生活スタイルにも慣れてきました。会社員時代にもっとも無駄だと感じていたのが「毎朝決まった時間に出社しなければならないこと」だったので、そこから解放された喜びを噛み締めつつ、一週間が経過した今の時点で感じるメリット、デメリットを書いてみたいと思います。 メリット ・通勤時間の短縮 読んで字のごとくですが、単純に今まで通勤に費やしていた時間がなくなります。極端な話、ベッドから起きてPCの電源を点けたら仕事を始められます。また、会社に行くのであればシャワーを浴びたり着替えたりといった準備が必要ですが、自宅で仕事をするならその必要もありません。(ただ、メリハリをつけるという意味では行ったほうがいいとも思います) ・自分のリズムで仕事を進められる 僕は前職で(今もですが)ディレクターだったため、クライアントの都合だったり、デザイナーやプログラマーから上がってくる成果物のチェックのためなど、どうしても待ち時間が発生します。出先や社内で待っているその時間を執筆や他のことに使えたら・・・といつも思っていたのですが、フリーになってそれが可能になりました。もちろん納期は守らなければなりませんが、逆に言えば納期さえ守ればあとは自由です。フリーランスの利点としてよく言われることですが、これは本当にその通りだと思います。 デメリット ・エンジンがかかりにくい 自分のリズムで仕事を進められるということは、言い換えれば仕事のリズムは自分で作らなければならない、ということです。寝坊しても誰にも咎められないし、サボっていても怒られません。しかし、そのツケは後から確実に返ってきます。僕もすでに数回、ダラダラと昼間を過ごし、夜中に泣きそうになりながら仕事をしたことがあります。 ・仕事の区切りを付けにくい これは上の話にも通じますが、仕事を始めるタイミングと同様に、仕事を終えるタイミングが難しいと感じます。僕はどちらかというと心配性な質で、翌日で十分間に合う作業でも何となく不安で手をつけてしまい、気づいたら夜中になっていた・・・なんてこともあります。仕事を詰め込みすぎてしまうというのはフリーランスの良くある悩みの一つですが、これは慣れることでだんだんペースが掴めていくのかな、と...